労災が発生したら

防御運転

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防御運転

2016年1月15日に起きた軽井沢スキーバスのニュースを知らない方は少ないと思います。多くの若い命が犠牲になりました。

また、その3日前の1月12日には東京小金井で運転中の京王バスの運転手が意識を失いアパートに突っ込むという事故を起こしました。こちらは回送中だったこともあり、運転手が怪我をした程度でした。事故原因はまだ調査中ですが、運転手の車両操作に直接原因があることは確かです。

みなさんもプロドライバーとして、あるいは個人として車両を運転する機会が多いと思います。そこで安全運転とくに、防御運転についてお話をしたいと思います。
 
自分は安全運転をしているつもりでも周囲から危険が接近したり、状況が変化したりすることにより危険になります。 これら刻々と迫る危険から身を守るには積極的な防御運転が必要です。防御運転には2つ段階があります。

第一に6つの運転危険を知り、それに見合った判断をすることです。
6つの危険とは、1.明るさ、2.道路、3.車両、4.天候、5.交通、6.ドライバー です。

外が明るすぎるならサングラスをかける、カーブが多い道路なら速度を落とす。車重が思い車両なら制動距離を長く取る、周囲にバイク・車が多いなら死角も確認して運転、ドライバーの体調が悪いなら休憩する等などです。

事故を起こした運転手が、原因は何かを訊かれ、道路が濡れていてブレーキが効きませんでしたと返答します。これは原因ではなく現象です。

原因は濡れたら滑るという”道路”の危険を運転手が考慮せず不安全運転をした運転手の判断ミスです。ドライバーは6つの危険の変化に即応した運転を実行しなくてはなりません。これが防御運転の基本です。

第二に常日頃から防御運転技術を習慣づけて実行することです。5つあります。
1.遠くの確認、2.全方向の確認、3.多頻度に注意を払う、4.逃げ場の準備、5.相手に知らせる、です。

みなさんは運転中にどこまで先を見ますか? 

50㎞走行なら200m先、80㎞走行なら650m先を見ます。かなり先です。これで早めに歩行者や車を発見でき動きを予見し準備ができます。

車両の前方以外の状況も2-3秒で完全に変ります。左右のミラー、ルームミラーで5-8秒毎に周囲を確認します。

前方車両の急な停止、横からの強引な割り込み等に"逃場”を用意してありますか?

具体的には前後の車両空間の確保です。信号での停止時は前方車両と広めに間隔を取っておきます。

また信号が青になった時は前の車が動いても一呼吸おいてから発進する習慣を付けましょう。スペースをとれます。外国人から日本人はクラクションを鳴らさないのでマナーが良いと言われます。しかし必要な時には相手に危険を知らせるために早めに鳴らしてください。軽く鳴らせば親切な注意とわかります。手の合図、目のアイコンタクトも有効です。

疲れてくると6つの運転危険の認識が下がり、5つの防御運転技術の実行もうっかり忘れたり横着になったりします。その時は躊躇なく休憩しリフレッシュしましょう。車の運転は楽しい反面、変化する環境を瞬時に判断し正しく操作をしなくてはならない極めて高度な作業であり、死亡率が高いことを覚えておいてください。

職長の方は労災を防止する事に役立つので是非覚えておいてください。

防御運転1
防御運転2

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